私と妻の夫婦2人で家電量販店のビックカメラ新宿店でお買い物をした時のお話です。
ワイヤレスのスティック掃除機を買いに
その時我々はワイヤレスのスティック掃除機を探しておりました。
メーカー間の機能差もほとんど見当たらず。
コストにも大きく差がありません。
かえってどれを買えばよいのか迷っているような状況でした。
家電量販店で商品を見ていると店員さんによく話しかけられます。
が、その日もいつもと同様にある中年の女性店員さんから話しかけられたのです。
しかし、この店員さんは今まで対応いただいた店員さんとは家電への愛が大きく異なる人でした。
各商品をまるで自分の子供のように説明
まず各メーカーの掃除機を説明してくれるときに
「この子は○○なところがあって」
などと各商品をまるで自分の子供のように説明していました。
それだけだと少し変わっただけの人になります。
が、ただ掃除機への愛情があるだけでなく、普通の店員さんでは教えてくれないようなデメリットまで事細かに説明してくれたのです。
しかもその説明の仕方も
「この子は○○な性格だから、こんなところで嫁入りすれば役に立つかな?」
とかまるで娘の性格を考えて適切な嫁ぎ先を探す母親のような口調でした。
我々夫婦2人もこの店員さんの説明の仕方に非常に親しみを感じました。
すぐに「店員さんも面白いしどうせならここで買おうか」となりました。
ビックカメラの店員さんは、そもそも家電好き
ビックカメラの店員さんというと、多くの人が家電好き、というイメージではあります。
今回のように、まるで自分の子供のように家電を扱う店員さんは初めてでした。
その女性店員さんを超える人には会えておりません
その後、ビックカメラに何度か足を運んでいます。
が、その女性店員さんを超える人には会えておりません。
なので、きっと会社の教育というよりもあの店員さん本人からにじみ出る性格なのだろうな、と思っています。
もちろんそのような店員さんを売り場に配置しているビックカメラに対しては、今も良い印象を持って買い物をさせてもらっています。
店員さんの細かな商品への愛情が、顧客の購買判断の後押しをする
情報過多の時代です。
家電量販店の店員さんというと現在では差別化をしにくいというようにも感じておりました。
が、店員さんの細かな商品への愛情が、顧客の購買判断の後押しをするのだな、と改めて感じます。
ぜひこのあたりの店員のマインド醸成は、ビックカメラさんだけでなく同業他社(家電以外も含む)さんにも真似ていただきたいな、と思います。