学生時代に両親に贈った特産物の新高梨の思い出

私は大学生活を地元愛知から離れて高知県で過ごしました。

一般的には地方から都会の学校に進むのでしょうが、その逆だったわけです。

学生時代にバイクで走っているときに出会った「新高梨」

今から十五年ほど前の話です。

知り合いも友人もいない土地でしたが、二年もするとすっかり慣れ、地元愛知県よりも高知の方が詳しくなったくらいでした。

そうして気持ちにゆとりが持てるようになると、地元にいる両親への感謝の気持ちが湧いてくるものです。

 

当然、一年に一、二回の帰省の際には名物を自分で厳選して手土産として持って帰っていました。

あるとき高知の山間部をバイクで走っているときに“新高梨”の看板を見て試しに買ってみることにしました。

 

そのお店は山間の国道(?)沿いに建っている掘立小屋のようなお店で、果物のシーズンだけ営業しているような、農家の直販所のようなお店でした。

 

お店はちょうど私の両親と同年代のご夫婦で営業されていました。

私のような若者が店に来ることはあまりないのか、商売っ気は感じさせずに気安く話しかけてくれました。

値段より味で選んでくれた商店主

両親への贈り物だとわかると、ご主人は特に品物を厳選してくれました。

確か五千円くらいでした。

もっと高価な梨はいくつも並べられていましたが、「本当はこれ位のものが一番美味しい」と選んでくれたものです。

さらに、私へのおまけとしてリンゴをいくつかプレゼントしてくれました。

 

贈った梨は間違いなくとても美味しかったと両親に喜んでもらうことができました。

大切な人に何か物を贈る際には、このように信頼できるお店で買いたい

それから何度かそのお店で新高梨を買いました。

いつも親切で、美味しい梨を買うことができました。

 

大切な人に何か物を贈る際には、このように信頼できるお店で買いたいものです。

贈り先の方にも喜んでもらうことができますし、贈る側も贈る喜びを感じることができるからです。